archive : 2012 年 03 月

維新政治塾考察

3月24日、物議をかもしている「維新政治塾」が開講。ニュースによると2000人強が参加したそうだ。既成の政党に飽き足らない人々が集まったのだろう。
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「船中八策」といい、「維新の会」といい、やや子供っぽいネーミングが気になるところだが、それはいいとして気になるのがこれ↓

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関電圏内の原発廃止を訴えていることだ。
弁護士はなぜか政治家になりたがるが、それはまあこの国を良くしたいと言うという思いからなのだろう。自分の価値観、美意識で政策を語りたいのも良く分かる。福島第1原発の事故だけを見れば、原発は危険だ!と思うのも人情というものだ。
だが、政治家はそれでいいのだろうか?原発を廃止して大阪の産業を維持できると本当に試算が出来ているのだろうか?火力発電、あるいは再生可能エネルギーで関西の産業の電力を確保できると思っているのだろうか?
そしてそれが可能だとして、それはいつの事になるのだろうか?3年後?10年後?20年後?

その間の電力はどうするつもりなのか?もう少し詳しい話を聞きたいところだが、原発再稼働を総選挙で(国民の判断で)決着を付けようと言う考えしか聞こえて来ない。

政治家って、国民投票で政治を決めればいいの?

この人たちは、明日にも原油の輸入が停止するかもしれない危機的状況にあるという事を知らないのか?
早ければ4月中に、遅くともロンドンオリンピック以降に、イスラエルによるイランの原子力関連施設空爆があるとわしは睨んでいる。
そうなったら、第1次オイルショック以上の混乱とダメージを受ける事になるだろう。

「維新政治塾」なるものまで始めた方々だから、よもや中学生レベルの状況判断ではあるまいと信じるが、それならば、「原発廃止」というのはアドバルーンで、そもそも実行できるはずの無い人気取りに挙げただけの政策に過ぎず、そうやって国民の支持を得た上で本当にやりたかった政策はこれ↓

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憲法九条を改正するための前段階としての憲法96条改正が本命ではないのか?と穿った見方をすることもできる。

この「維新政治塾」に集まって来る人間達の研究もしたいところだが、やっぱり弁護士が多いのかな?できれば工場見学とか発電所の見学とか社会科の授業も取り入れて実学を学んで欲しいな。まあ、何を見ても人は自分が見たいと思ったものしか見ないものだが。

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「反原発」の不都合な真実

著者は藤沢数希氏。読んでる途中から、「よく書いてくれた」、我が意を得たりという思いでいっぱいだった。

反原発真実

そもそも、わしがこのブログを書こうと思ったのは、3.11以降の政府のエネルギー政策(原発政策)が行き当たりばったりで、とても見ていられなかったからだ。わしが言いたかった事がほとんどこの本の中に書かれておる。
やはり、カエルが井戸の上に向かって鳴くのと、書くべき人が書くのとでは社会への影響力が違うな。

常々、原発と原爆を混同したり、通信エレクトロニクスとエネルギー流通の物理的な差を混同して、同列に扱ったり、IT系の有名人が「再生可能エネルギー」何チャラなどとマスコミでほざいていたが、パソコンの電源と産業の電力エネルギーを同一に発想しているおつむに脱力したものだ。

あの震災から1年。日本史上最悪の原発事故であったが、実は放射線で亡くなった人は一人もいない。
なのに、津波で亡くなった2万人の人々の映像の後、さも、原発の所為でもあるような流れで反原発論を展開して行く。正義を振りかざしてセンセーションに報道するマスコミや政治家には要注意しなければならないのに、尻馬に乗る奴がいかにに多い事か。そんな時に冷静な論調で放射線の被害実績の検証をし、日本のエネルギー事情をデータをもとに論じているこの本が出版された事は、誠に慶事である。新潮社さんありがとう。後書きによると、予定していた出版社が反原発の流行をおもんぱかって出版を断っていたそうだ。なさけなや。

ちょっとだけ内容を引用すると、再生可能エネルギー(このネーミングがまた胡散臭い)特別措置法についての項で、

「要するに自然エネルギーというのは政府の補助金がたよりの産業で、補助金が打ち切られたら次々と破綻して行くというそれだけのこと」「太陽光や風力で発電された割高な電気を強制的に購入させられる‥‥中略‥‥素人が作った納期も品質も保証できない商品を、棚に載せた時はとにかく市場価格の何倍かで買え」などといったことが本当にいい事なのでしょうか。」

その通り!!!
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