archive : 2012 年 06 月

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清河八郎=小沢一郎

大阪の「維新の会」とか、最近の政治家がやたらと幕末の固有名詞に名を借りたアピールをするので、ワシの幕末史の原点である「竜馬がゆく」を再読している。
そこで、興味深い人物評を見つけたのでご紹介(もちろん司馬遼太郎による評価)。タイトルにある清河八郎に関する下りだ。脱藩した竜馬が偶然、京で清川八郎と再会する。彼らは北進一刀流の同門であり、清川のほうが数年の先輩でもある。
この頃の竜馬は脱藩したばかりで、のこのこ上洛したはいいが、何をやればいいのか自分でも良く分かっていない時期だ。それに比べて清河八郎、羽前清川村の大地主の息子。文武両道に秀で弁も立つ。人一倍気力もあり、策謀も湧く。まさに風雲児である。全国を行脚し、その土地の人物と片っ端から会い、尊王攘夷、倒幕論をぶつ。この時期としては最初期の倒幕論者となった人物だそうだ。
その100年に一人という逸材に、ただ一つ、「重大な欠陥」があると司馬遼太郎は言う。一言で言えば「徳が無い」
ということだ。徳が無い、とはずいぶんあやふやな評価だなと思うが、司馬遼太郎は具体的な事績を披露する。
その清河八郎が全国で「尊王攘夷」という火付けをやったおかげもあり、全国津々浦々、草もうの志士がのこのこ上洛という流れになって来る。竜馬もその一人という事か。しかし、この時点では火付け本人は事件の当事者とはならない。人が踊りだしている様を見ているだけだ。
このあと、江戸から浪士組を率いて上洛し、それが新撰組結成に結びつく事件になる訳だが、この清河八郎の言説、行動を読んでいると、「清河八郎」という個人名を「小沢一郎」という個人名にすり替えれば、2012年の現代を司馬遼太郎が評している様に読めるのだ。

小沢一郎、この男、いったい日本をどうしたいのか、その脳漿の中を見てみたいものだが、口から出て来るものにそれを窺えるものが無い。あるのは政局ばかりなり。
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カエル三昧

6月某日。今日はカエル三昧の日だった。

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「皆さんこんにちは」
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「今日は良いお日和で」

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「ところであなたは、おおおおお、王様ではありませんか!」

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「これはこれは、失礼いたしましたっ!」



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曾我蕭白の龍

5月某日、東京国立博物館平成館の「ボストン美術館 日本美術の至宝 特別展」を見る。

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平日の午前中でこの並び。

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30分程度の待ち時間は覚悟のうち。

しかし、展示室での観覧は大混雑で、じっくり見入りたい気持ちだったわしには正直しんどかった。

目的の展示物はもちろんこれ。

雲竜_convert_20120530160748

「雲龍図」の大屏風絵だ。
(展示会場で撮ったものではなく、買って来たハガキを部分アップで複写したもの)
他にも「竜虎図屏風」「吉備大臣入唐絵巻」など、素晴らしい作品をなまで見られてとても良かった。
江戸時代の絢爛な刺繍を施した着物、刀剣などなど、展覧会のタイトル通りまさしく
「日本の至宝」である。

よくこれだけの作品が21世紀のこの時代まで残っていてくれたものだ。
これらの作品をコレクションしたビゲローやフェノロサら、当時のコレクター達の日本美術に対する尊敬の念があった故だろう。

これらの作品群を「日本に返せ」などとお門違いなことを言う輩もいない。
これらは間違いなく日本美術の至宝ではあるが、明治時代当時の合法的な段取りで海外へ流出した。そのような美術品に対して、そんな事は言えないのは言わずもがなの事だ。ただ、その時代に指をくわえて美術品が海外流出した事に対しては、忸怩たる思いをいたすべきだろう。
もしどうしてもこれらの美術作品を日本のものとしたいというのなら、買い直したいという話に持って行くべきだ。
どこかの国の様に「我が国から奪われたものを返せ!」というのは道理があわない。

ともかく、行方不明になりそうな美術品を、これほどキチンと保存して、繊細な修復も施して、日本での展覧会に同意してくれたボストン美術館に感謝したい。

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