archive : 2015 年 06 月

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またまた面白い本を見つけた。タイトルは『朝鮮開国と日清戦争」
著者は渡辺惣樹氏、名著「日米衝突の根源」の著者である。

朝鮮開国

タイトル通り、19世紀末の朝鮮開国から日清戦争による朝鮮独立までの過程を詳細に追った大著だ。明治維新後の征韓論から始まって、なぜ日本が最初に朝鮮の開国に成功したのか(他のどの国も不成功)。アメリカ人やフランス人の宣教師や商人を虐殺していた朝鮮には野蛮な国だという認識が諸外国にはあったにもかかわらず。日本だけが赤子の手を引くように朝鮮独立を助ける。江華島条約は日本の砲艦外交で、武力の威嚇によって無理矢理朝鮮は開国させられた、というのがよく言われる朝鮮側の言い分である。が、事実は全く異なる。詳細はこの本を読むべし。当時、非力な日本が駐韓公使や居留民が朝鮮の暴徒に二度も襲われ、虐殺されていたにもかかわらず、武力による報復をせず、自制的に朝鮮の独立を援助していたことがよくわかる。当時、朝鮮を独立国として条約を結んでいたのは日本とアメリカだけだった。しかし、清国による事実上の属国化せいさくにより、せっかくの努力も無駄になる。朝鮮自身が自らの独立をないがしろにし、大国清にすり寄るようにして、後ろ足で泥をかけるまねをするのに、日米ともに挫折感を味わう。こうして、日清戦争に突き進む訳だが、そこまでに行くディテールを知ると、当時の日本人はよく頑張ったな、と思う。
今現在、集団的自衛権問題で国会がもめているが、当時の日本も国会運営は乱れに乱れていた。それにもかかわらず、当時の為政者は的確な判断で行動し、落としどころを模索する。そうして「下関条約」による朝鮮独立(清からの)確定、「三国干渉」の受諾による遼東半島返還へと繋がって行く。現在から見れば、同時の世界情勢で日本の国力でせいいっぱいの落としどころだったことがよくわかる。今の国会議員に爪のあかでも飲んで欲しいところだ。

朝鮮が独立し『大韓民国』建国となった時に駐韓米公使ホーレス・アレンは実は朝鮮の守旧派閔氏とのつながりが濃い人物だった。高宗のロシア領事館逃げ込み事件も彼の発案による。そのような反日的人物が、駐韓公使を解任される時に朝鮮人の友人に宛てた手紙が記録されている(1905年)↓

「(朝鮮は)日本に併合されることはもう決まったようなものだろう。そう思うと私は胸が痛む。あれだけの腐敗と愚かな行動。そしてうぬぼれ。それが今の朝鮮を生んだ。(朝鮮が)自ら招いた結果である。過去20年あまりの行動がそれを示している。(中略)朝鮮王室には責任あるルールが必要だ。(日本による併合で)庶民の生活が改善されることは疑いの余地はない。私有財産も尊重され、役人の給料も職務に応じてしっかりと支給されることになるだろう。そうであったとしても、わがアメリカが日本の朝鮮における支配的立場を容認するのは返す返すも残念だ」

それにしても、当時の蒙昧な朝鮮を知ると、現在にもつながっているような気がして暗澹たる気分になる。
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