archive : 2017 年 09 月

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戦争まで

加藤陽子先生の講義録を書籍化したものです。その講義の相手というのが28名の中高生!!!
もしこの企画のことを知っていたら、わしも高校生に化けて受講しに行ったものを。

戦争まで

わしの研究テーマである第二次世界大戦、大東亜戦争のことについて、ド・ストライクな本を書いて下さる加藤先生。
今回もわかりやすくて、意義のある講義内容でした。それにしても、日本の高校生の見識の高さよ。
講義中も鋭い受け答えをしていて、恐れ入りました。
ネット上や戦争秘史ものの本が溢れる中、これほど第1次資料に当たって、それをわかりやすく解説する力量はさすがです。歴史が多面的で重層であると再認識しました。日米開戦の日本の宣戦布告が遅れた理由も、すっかり明らかになりました。ぜひ教科書に載せていただきたいです。
つうか、ぜひこの本を教科書にしていただきたいです。
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毛沢東のもう一つの風景

毛沢東ものは世にたくさん出回っておりますね。日本では主に「文化大革命」からの視点が多いかと勝手に思い込んでいますが。
ここに紹介するのは「毛沢東日本軍と共謀した男」 遠藤誉著 です。

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タイトル通り、毛沢東はいかにして日本軍と共謀し(利用して)中国を統一したか。と言うことを「事実」をもとに明らかにしたものです。
言うまでもなく、日中戦争と言われる8年間の戦争。あるいは1931年の「満州事変」からの14年間は、蒋介石の国民党政権「中華民国」と日本との争いでした。現在の台湾政府ですね。そこに共産中国はほとんど関わっていません。なのに、日本軍と戦ったのは共産党であり、祖国を解放したのは解放軍であると言うプロパガンダがまかりとおています。
「長征」と言う、本当は逃避行でしかなかったことも、えらく盛り上げて語られていますが。軍備らしい軍備も持たなかった共産党がどうやって国民党を追い出すことができたのか。その答えがこの本に描かれています。
共産党絶体絶命の時に、なぜか日本軍がしでかしたことが国民党を追い詰め、その結果共産党が救われると言う事例が多々あるのです。
例えば「満州事変」。1931年4月、蒋介石は第3次北伐(中共掃討作戦)で30万の兵力を投じていました。あと一歩で共産党群を壊滅する、と言う9月、「満州事変」が勃発。蒋介石は共産党に対処する余裕がなくなり、その結果、壊滅寸前の共産党軍は救われます。あの時、日本軍が余計なことをしなければ、共闘軍は壊滅し、現代の隣国は中華民国の中国であったかもしれません。
歴史に「If」はないとよく言われますが、当時の日本の政治家、軍人がもっと視野を広げていてくれれば、と残念に思わずにはいられません。
と言う具合に勉強になるのがこの本です。

当時、日本軍と通じた共産党のスパイは、戦後毛沢東により粛清されます。
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