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ギリシャと小平市

何を思ったかパパンドレウ・ギリシャ首相がユーロ圏参加維持か脱退かで12月に国民投票をするそうだ。
思わぬ事態に独仏首相が会談を持つそうだが、あいにくわしはそこまでのニュースしか知らない。

今バリ島にいるのでニュースから離れているのだ。

国民投票云々のニュースを聞いた時に思ったのが、ギリシャにも鳩山由紀夫のような頓珍漢な政治家がいるんだなあ、と妙なところで感心した。てっきりあのタイプは日本だけに生息しているのかと思っていた。

パパンドレウ首相

国民投票で政策を決めるなんてさすが、民主主義発祥の国、と思うかもしれないが、民主主義国家が最もやってはいけない危険な行為が、実は直接民主制、「国民投票」だ。とわしは思う。

それは両刃の剣なのだ。いい結果につながるのはまずない。
そもそも、政策を国民に問うという行為は、選挙の時点でなされているのだ。選挙によって国のかじ取りを任された政治家に責任と義務を負わせているのが近代民主主義というものだ。

それなのに、政策を国民投票に問うということは、結局、政治家は責任を負わない、どんな結末になろうとそれは国民が選んだ結果だよ、という無責任な事態になる。最悪の場合国家が破たんする。
でもまあ、ギリシャ人的といえばその通りな発想だな。とにかく輪をかけて個人主義な文化だからなあ、古代ギリシャ時代から。公私の公という概念がないからなあ。

公私で連想したのは東京の小平市のごみ焼却問題もそう。あれも住民エゴで、小平市民の公共自治体としての責任感のなさが、26年間もごみ焼却問題に真剣に取り組まなかったせいで、自業自得な事態になったのだが、それも、自分のせいだとは思ってなくて、きっと、他人のせいにしてるんだろうな。

ギリシャ≒小平市

ギリシャの黄金期は紀元前5世紀のペリクレスの時代だ。あの時代は民主主義ギリシャの名を高らしめていた。2度のペルシャ戦役に勝利し、その結果デロス同盟を結成してその盟主となった時代だ。このわずか数十年の黄金時代のせいで、ギリシャは現在まで食いつないでいたわけだ。

なぜそんなに素晴らしい時代を築けたかというと、ペリクレスという特異な人材がいたこと、デロス同盟の莫大な資金を勝手に使いこんで、パルテノン神殿やら何やら建築しまくって公共投資したことなどが主因だ。
ペリクレスという政治家は巧みな民主主義体制を作った。それは、表面的には民主主義なのだが、実はペリクレスという個人が僭主としてふるまった、もしかすると限りなく独裁国家にちかい政治体制で力をふるった時代だったのだ。おまけに潤沢な資金。何しろほかの都市国家から集めた資金だから自分の懐は痛まない。

資金の使いこみは、今に始まったことではないのだ。そのペリクレスの遺産で2000年近く食いつないできたけど、そろそろ破たんしそうですな。
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