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野田首相と佐藤栄作

暫くこのブログの更新をさぼっていました。というのはですな、野田政権になって悪口言う事があんまりなかったんです。
そもそもこの時事ネタのブログを始めたきっかけというのが、当時の菅政権のエネルギー政策の場当たり的で無能無策さゆえ。このままでは日本は危機的な、いや、破滅への道をまっしぐらに進むのではないかと言う危惧からでありました。

野田佳彦

野田政権発足時、わしは海外にいてリアルタイムな情報を得られず、そのまんま放っといたんですな(海外ではほとんど日本の事がニュースになってなかった)。しかし、帰国してから暫く様子見してると、TPP交渉参加の件、原発再稼働への姿勢、と方向的にはわしの望む方を向いているという事だけでもよしとして、あまりくさすのはやめとこうかな、という消極的応援姿勢に変わった訳です。

もちろん、言いたい事は山ほどある。政治家としての能力実力を云々してもいい。でも、「民主党政権」という人材が枯渇している中では得難い人物であると言う一点で仏心がおきたのだ。

ところで、2012年5月12日の読売新聞で、昭和時代の日本近代史の記事の中で佐藤栄作の特集があった。歴代第2位の長期政権を担っていた佐藤栄作。ご存知の様に60年安保、新安保条約の成立と引き換えに首相辞任した岸信介の実弟である。しかし、政治路線は岸ではなく吉田茂門下だった。

佐藤栄作

この記事を読んでいて連想したのが件の野田首相というわけだ。政治家としての実力の比較ではなく、政治手法としての連想である。様々な問題、要求を巧みに「調整」して政治を行う。という「調整型政治」だ。これの対極にあるのが橋下大阪市長だと思うんですけどね。

「調整型」に必要なのはネゴシエイトする能力と胆力。相手に自分の意見を「聴かせる」力だね。わしの様にゲコゲコ鳴いてるだけでは人の耳に馬耳東風、「古池や〜」とか詠まれるのがせいぜいである。
その調整力の比較をしようとしているのでもない。わしが言いたいのは「時代が違う」ということだ。

高度成長期に乗っかっていた佐藤栄作時代と今とでは、政治家の力量云々のまえに戦う土俵が違ってしまったという事なのだ。調整型も結構だが、のんびり連休とって「海外視察」行って参りました!とかやってる場合ではないのだ。日本型民主主義のまどろっっこしい欠点が、今さらけ出されている。その危機感から橋下大阪市長の政治手法が注目を浴びているのかもしれない。そして、無能な政治家ほど「じゃ、民意に聴きましょ」と言う。
それは、「じゃ、政治家いらねーじゃん」ということだということが分からんのかなあ。ただの意見調整役だがね、それじゃ。民意なんかで政治してるとフランスとギリシャみたいになっちまうぞ。

と、とりとめの無い事をつらつら考えたこの朝でした。最後にエールを。頑張れ野田佳彦、君に無いのは金と人材だ!
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