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久々のヒット本

「日米衝突の根源 1858〜1908」渡辺惣樹著 草思社

いやあ、久々にいい本と出会った。タイトルの印象だと単なる反米ものの本かと思ったのだが、序文を読んだだけでいい本と出会えた興奮を覚えた。そうそう、こういう視点の本が読みたかったんよ、という手応え。

タイトルのように1858年から1908年までのアメリカ近代史なのだが、そのアメリカ史の中から日本が透けて見えて来るんです。今まで気付かなかった(ワシだけ?)アングルからの日本史とも言えます。

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実際には1953年のペリー来航以前の説明と1909年までの記述があるので、日本の幕末史から日露戦争後、中国戦争に突入する前の段階までの記述です。幕末史をご存知の方なら、ちょうど日本史からアメリカの存在感が少なくなった時期であり、いったいアメリカは何をしてたのか、というところからの説明があり、日露戦争の講和をなぜルーズベルトが斡旋するにいたったのか、ということまで、知ってたようで実は知らなかったアメリカの内部事情、発想などが縷々とのべられていて、ほんとに貴重な本でした。正確なデータをもとにした分かりやすい説明は、ホンマに深いところまで研究していないと描ききれなかったでしょう。著者の渡辺氏に感謝です。

それにしてもアメリカ人、彼らははこの本が描く歴史感を持っているのだろうか?日米の教科書にしたい本でした。
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