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曾我蕭白の龍

5月某日、東京国立博物館平成館の「ボストン美術館 日本美術の至宝 特別展」を見る。

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平日の午前中でこの並び。

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30分程度の待ち時間は覚悟のうち。

しかし、展示室での観覧は大混雑で、じっくり見入りたい気持ちだったわしには正直しんどかった。

目的の展示物はもちろんこれ。

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「雲龍図」の大屏風絵だ。
(展示会場で撮ったものではなく、買って来たハガキを部分アップで複写したもの)
他にも「竜虎図屏風」「吉備大臣入唐絵巻」など、素晴らしい作品をなまで見られてとても良かった。
江戸時代の絢爛な刺繍を施した着物、刀剣などなど、展覧会のタイトル通りまさしく
「日本の至宝」である。

よくこれだけの作品が21世紀のこの時代まで残っていてくれたものだ。
これらの作品をコレクションしたビゲローやフェノロサら、当時のコレクター達の日本美術に対する尊敬の念があった故だろう。

これらの作品群を「日本に返せ」などとお門違いなことを言う輩もいない。
これらは間違いなく日本美術の至宝ではあるが、明治時代当時の合法的な段取りで海外へ流出した。そのような美術品に対して、そんな事は言えないのは言わずもがなの事だ。ただ、その時代に指をくわえて美術品が海外流出した事に対しては、忸怩たる思いをいたすべきだろう。
もしどうしてもこれらの美術作品を日本のものとしたいというのなら、買い直したいという話に持って行くべきだ。
どこかの国の様に「我が国から奪われたものを返せ!」というのは道理があわない。

ともかく、行方不明になりそうな美術品を、これほどキチンと保存して、繊細な修復も施して、日本での展覧会に同意してくれたボストン美術館に感謝したい。

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