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文系的思考と理系的思考

政府が「革新的エネルギー・環境戦略」の原案をまとめたという報道があった。2030年に原発稼働ゼロを提言する民主党案をふまえたものだが、やはり高速増殖炉「もんじゅ」廃炉が提言されるようだ。

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高速増殖炉の仕組みについての説明は割愛する。「もんじゅ」と言えば、95年のナトリウム漏れ事故、2011年の炉内中継機落下事故、とネガティブな報道で印象づけられているであろう。

しかしである、この高速増殖炉という難しい技術をここまで保持しているのは世界で唯一日本だけだ。
昨年の炉内中継機落下事故は、話を聞いただけで「そんな馬鹿な・・」と思わずつぶやいてしまうようなばかばかしい事故だった。ナトリウムに満たされた炉内から落下した部品を回収するのは素人目にも「無理じゃないか・・」と思っていた。
ところが、である。不可能と思われていた部品回収をやってのけたのだ。日本の技術者は。この報道はもっと注目されていいと思っていたのに、さらっと、三面記事のようなあつかいで1度だけ報道されただけだった。
たいした事の無い事故ではこれでもか、というくらい、原発の事故は報道するくせに、高速増殖炉から落下した部品を回収したと言う奇跡のようなニュースをなぜ大きく扱わないのか不思議でしょうがなかった。

こんな、世界でも事例のない技術を保持しているのは何度も言うが「日本だけ」である。このまま運転を再開すれば、世界でただ一つの高速増殖炉の原子力発電所として、国益に非常に益するものなのに、なぜ、ここで廃炉に持って行こうとするのか。

群馬県のダム建設を白紙にした様に、民主党議員の頭は文系の文脈で物事を考えている。物事を科学する頭がないのだ。彼等の言う「革新的エネルギー」というのは、彼等の頭の中にある空想だけで、日本人がその手の中に持っている技術力には注意を払わないのだ。

ここにも、理想論(空論)に執着し、現実を見ないという朱子学的な発想が現れている。

このままでは、せっかくの技術が死滅してしまうだろう。あるいはフランスに売るかもしれないが、あの国にはもう金はないだろう。やっぱり日本で高速増殖炉を開発しようと言う時になって、もうその時は技術者も金もありません、という日が来る事だろう。そして、コストばかりかかって品質の悪い再生可能エネルギーによって、日本経済は袋小路に入ってニッチモサッチモ行かなくなるのだ。
金がなくなった日本は防衛力にまわす資金も無く、尖閣諸島のはもちろん、対馬も九州も北海道も外国に売り渡すしかなくなる日が来るかもしれない。そうならないためには、今、手を打たなければならないのだ。しかし、民主党はことごとく亡国のスイッチを押す。

「馬鹿が国家を滅ぼす」とは「竜馬がゆく」小説中の勝海舟の徳川幕府への言葉である。
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