昨日の話だが、スタジオジブリの新作「風立ちぬ」を見て来た。

飛行機好きにはたまらない時代のエピソードが紹介されていた。
ストーリー上、詳しい飛行機話まで追求していなかったが、分かる人には分かる時代背景を割愛しつつ、
主人公の恋愛模様が進行して行く。
あの時代の日本人がなんと愛おしいことか。けなげな人々であった。
終盤にはさすがのワシも涙がにじんでしまったぜ。隣に座っていた見ず知らずの60年配とおぼしきおじさんが、さめざめと泣き崩れているのだから、仕方も無かろう。
この映画の良いところは、過酷な運命に、誰を恨むことも無く、誰かを呪うことも無く、誰かを指弾することも無く、ただただ、運命を受け入れ、おのれの立ち位置で最善のことをする。今できることに全力を尽くす。そういう日本人を描いていることだ。
そういう日本人の美意識がさりげなく表現されていた。そのことだけでも、宮崎駿監督にお礼を申し上げたい。
「ありがとう」。
こういう映画、韓国や中国などの朱子学の人々、あるいは日本人の中のそういう人々、きっと理解できないだろうな。それが残念でもあるが、文化の違いだとしたら仕方も無いことだ。
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